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かなしみ

とても悲しい夢をみた。
母が死ぬ夢。

死んだという連絡を受けて、駆けつけたのだけど、もう生きた母はいなかった。

呆然として、もう会えないということに、その取り返しのつかなさに、からだの中が空洞になったみたいだった。

しばらくして、魂だけになった母が私に会いにきた。
「いや~、びっくりしたよ。頭の中でパチンと音がして、あ、いかん、と思ううちに目の前が真っ暗になっていってね。あんたに電話して呼ぼうとしたんだけど、間に合わんかったんよ」
と言って笑っていた。

「今はこうしてここにいれるけど、2、3日したら行かないといけない」と言う。

「知ってるよ、そっちの世界があるんでしょう?魂が完全に消えてなくなるわけではないんだよね。また会えるでしょう?」と聞くけど、母はあいまいに笑うばかり。

私は2、3日の別れの準備の時間をくれて、ありがとう、と焦りとかなしみと一緒に思っていた。


目が覚めて、夢であることにほっとしつつ、かなしい気持ちは全然抜けなかった。
夢の中の幽霊の母が言ったことは、脳梗塞なのではないか、と素人ながら思った。

かなり迷ったけど、これで本当に母が倒れたりしたら、悔やんでも悔やみきれないと思って、昼間に思い切って電話した。
「お母さん、元気?」と聞くと、
「うん、元気よ~。今、天草」と能天気な声。

「お母さんが脳梗塞になってしまう夢を見たから、気をつけるんだよ」と言うと、
一瞬「あら」と不安な声になったので、こんな話をしたことを少し後悔した。
でもすぐに、「うん、わかった。気をつけます」と言ってくれた。


もうどうやったって絶対に会えないと知ったときの、あのなんとも言えない感じ。
この世で一番嫌な気持ちだ。昔、伯母が亡くなったときと同じ気持ちだ、と思い出した。
二度と味わいたくない。
だけど、いつか絶対にやってくること。
そのときは一体どうしたらいいんだろう。
いい年した大人なのに、まったく心構えができていない。



「かなしみ」について考える。
かなしみはどこからくるのか。何故かなしいのか。

もう会えない。
それは我慢ならないくらいさみしいことだ。諦めがつかない。
それは、デパートでおもちゃを買ってと駄々をこねる子供の気持ちに似ている。
どうしても欲しいのに、手に入らない、そして諦めなければならない。あれは子供なりに絶望的にかなしい気持ちだったのを覚えている。子供のときのそれは一瞬のものだけど、大人の私はなお諦めきれない。それが絶対的な別れであることを知っているから、なおさら辛い。

かなしみの仕組みを知ったら、かなしくないのだろうか。
人は、それが人生に彩を与えると言うだろうし、あらゆる感情を含めて人間だ、と言うだろう。
でもできることなら、かなしい気持ちはいらない。
こればかりは、私はおもちゃ売り場の子供みたいに、地団駄ふんで聞き分けがないに違いない。


竹内整一先生の著書で学んだ、「かなしみ」の語源。
【「かなしみ」の「カナ」とは、「・・・しかねる」の「カネ」と同じところから出たものであり、何ごとかをなそうとしてなしえない張りつめた切なさ、自分の力の限界、無力性を感じとりながら、何もできないでいる状態を表す言葉】(竹内整一『「かなしみ」の哲学』より)

本当に、よく表しているなぁと思う。
「・・・しかねる」
あきらめかねる。
この完了のできなさ。
日本人独特の言葉であり、オリジナルな感情。

もっとよく考えてみようと思う。
by fb001294 | 2011-02-27 00:30

福島旅行

学生時代からの仲の良い女友達3人と、福島へ旅行に行きました。
私が地元へ転勤で戻る可能性があって、送別旅行を計画したわけです。自分で。
結局私の転勤はなく、ただの旅行になったわけですが、感傷がなくなった分、とても楽しい珍道中となりました。

たまたま入ったわっぱめしのお店で占いをやったり、それぞれのオノロケ話を聞かせあったり、欠点指摘大会をしたり(しかもそれぞれしっかりショックを受けてる・笑)、雪道の運転が初めてでドキドキだったり、すごく狭い道にはまってレンタカーをこすりそうになったり、飲んで食べて温泉につかり・・・な旅行でした。

1日目の旅館の部屋からの眺め
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f0185250_23375169.jpgわっぱめしのいくらと牡蠣

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f0185250_23312887.jpg鶴ヶ城

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f0185250_2339841.jpg二日目の旅館の夕食
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帰り道に寄った宇都宮の餃子

f0185250_2340380.jpgあぶくま洞


















我ながらすごく手抜き感のあるアップの仕方だけど、記録することに意味があるのだ。

二日目の旅館で、団体客が入ってしまってうるさくなるからお部屋をかえました、と通された部屋は、ラッキーなことに露天風呂付でした。
食事後、騒ぎ疲れて寝てしまった友人たちをそのままに、ひとり露天につかりながら、いろんなことを考えました。

本当にそれぞれ学生のときには想像もしていなかったいろんなことがあるなぁ。
だけど人間はかわんないなぁ。
きっとこれからも大きくは変わらないし変えられないだろうなぁ。
変わるとしたらこの性質のままほぐれていく感じかな。それとも強くなっていくだろうか。
温泉はあったかいけど、顔だけ信じられないくらい冷たいなぁ。
by fb001294 | 2011-02-27 00:02

2月の心と4年ぶりの花

2月はなんだかとてもせわしなかった。
いつも心が体から飛び出して、一歩前を歩いている感じ。
今日やっと体の中に戻ってきたよ。

忙しいという字は「心をなくす」と書くから、きっとこれは忙しいの一歩手前だったのだろう。

と言ってみるものの、私は「忙しい」と表現するのはあまり好きではありません。
理由は、たいしたこともできていないのに、できるフリをしているようでかっこ悪いし、
そうでなくてもキャパオーバーを宣言するようでどのみちかっこ悪いし、
人に対しては「あなたに割く時間がもったいない」と言うことになり、とても失礼なことだと思うからだ。

だから、そうだな、2月は「心が体から少し離れていた」。

心が戻ってみると、体がずいぶんなまっているようにも感じるし、やはり心と体は別々ではダメなのだな、と実感する。


昨日から急に空気が暖かくなって、嬉しい限り。
ベランダの花たちが、今回は意外と長生きしてくれていて、これも嬉しい。

その中に一番の古株でサボテン科の植物の鉢植えがいる。
4年以上前に母からもらったもので、もらった当初はたくさん花をつけていた。
花が全て落ちて以来は、葉っぱのみ、細々と生き続けてた。
私が水をやりそこねて、他の植物が枯れていっても、このサボテン科植物だけはサボテン科だけあって、生き延びた。
だけど再び花をつけてくれることはなかったのだ。

なのにどういうわけか、4年ぶりに花が咲きました。
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それから、去年から長生き中の花。
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by fb001294 | 2011-02-26 23:12

欠点

女友達4人で行った旅行先で、ちょっとしたきっかけから、ある占い師さんにみてもらった。
県の認定を受けている占い師さんなんだそうだ。占いの世界にもそういうのあるんだなぁ。

旅の道中の話のネタにっていう軽い気持ちだったけど、これがなかなかすごかった。


前日の夜、私たちは誰が言い出したか、それぞれの欠点を指摘し合おうという、なんともストイックな、というか思春期すぎる会話をしていた。

互いを知りすぎるほどに知っているし、今さら何を言われても平気な間柄だ。
それにどんなにヘビーなことを言われても、相手が自分を好きだと知ってる。

それで、それぞれ言葉を選びながら、丁寧に伝えながらも、出た結論は、

Aちゃん・・・毒舌
Bちゃん・・・自己中
Cちゃん・・・宇宙人

という遠慮も何もないものだった。

だけど欠点は長所ともなり、長所は欠点ともなり得る。
話しながら、長所、欠点と言わずに、「特徴」と言えばシンプルなのだと私たちは知った。


それで、話を元に戻すと、占いの何に感動したかって、
占い師さんが、前日の夜に私たちが口にしたフレーズを、そっくりそのまま繰り返したからだ。

「あなた、毒舌ね」
「あなたはわがまま。自己チュー」
「あら、あなた宇宙人だわ!」

もちろん、それぞれの良いところをたっぷり言った後の言葉だから、嫌な感じはちっともなかったし、それよりも私たちは顔を見合わせて驚くばかりでした。
昨日の会話聞いてた!?って。


ちなみに友人らによると、私の欠点は、
「落としどころがポジティブすぎる」ことだそうです・・・。
弱さとか苦しみとか後悔とか、そういうものを人に見せない。このことは時として何か大切なものをスルーすることになるのではないか。と。。

ぐさ~!!さすがわかってらっしゃる!

占い師さんはこのことは言わなかった。
というか私のことはあまりいろいろ言ってくれなかった気がする。。
私には不動明王がついてるそうだ。恐い顔の人。


旅行の帰り道、占い師さんに「あなたは守護霊さまが守ってるから危ない目には合わない」と言われ自信を持ったAちゃんの、アグレッシブすぎる運転の首都高で、何度も死ぬ思いをしながら帰途につきました。
「私には守護霊さまがついてるから大丈夫!」
みんな必死で、「それ、関係ないから!あてにしないで!安全運転のことだけ考えて!」と言い含めました。
by fb001294 | 2011-02-14 23:46


ただの日記です 80%くらいは未来の自分が楽しむために書いてます。20%くらいで人に近況報告してるつもりです。


by fb001294

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